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横田 浩司 院長
ヨコタ コウジ
KOJI YOKOTA |
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トータルケアクリニック |
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出身地:福岡県 |
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出身大学:琉球大学医学部 |
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趣味・特技:水泳(オープンウォータースイミング) |
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好きな食べ物:ケチャップソースステーキ |
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好きな場所:海「自然が感じられるところ」 |
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好きな言葉:「感謝」 |
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■父と母の想いを引き継いで |
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私の父は京都大学の原爆研究調査班として原爆投下後の広島に赴きました。がん診療を中心に医師として献身的に被曝者の方々の医療に従事し、40歳の若さでこの世を去ったのです。その父の想いと、女手一つで育て上げてくれた母の想いを胸に、私は医師を目指すようになったのです。
琉球大学医学部を卒業後は、広島大学に籍を置き、主に被爆者の健康関連業務に携わりました。これは、地域医療に貢献していた父の姿をおぼろげながら憶えていたからに他なりません。そして、その父が亡くなったのと同じ40歳の年に『トータルケアクリニック』を開院いたしました。被爆者の方と関わりを持つということは、がんのケアはもちろんのこと、高齢化に伴い、糖尿病や高血圧などの生活習慣病等を総合的に診ていくスキルが求められます。その経験を基にしながら、さらに総合診療に必要な専門科に従事し、クリニックを開院したのです。 |
■患者さんの多様な価値観にできる限り寄り添っていく |
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患者さんの多様性に富んだ価値観に寄り添うことを心がけています。100人の方がいらっしゃれば、100通りの価値観があるわけですので、ご本人が、そしてご家族が何を望まれているかということを知ることが大切で、そのご希望ができる限り叶うような治療を提供することが大切です。
私たちが在宅診療で患者さんのご自宅に伺えるのは、通常は月数回にすぎません。その限られた時間の中で、すべてを叶えることができるとは言えませんし、また言うべきではないでしょう。そこで問われるのは、医師として、人間としての倫理観ではないでしょうか。私たちにできるのは、患者さんが何を求めておられるかを常に考え、できる限り寄り添っていくことだと思っています。 |
■家庭医として包括的に患者さんを診て、しっかりと道を作っていく |
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家庭医とは、臓器別ではなく、日常的な健康問題を総合的に診療する医療と言えるでしょう。当然、体調の急な変化もございますので、それに対して幅広く包括的に診ていくことが求められます。もちろん、すべてが在宅で解決できるとは限りませんし、病院、あるいは専門の先生との連携も必要となってきます。入院が必要な場合や、救急医療や、より専門的な医療が必要とされる場合には、その都度、ご紹介等が必要となってきます。当院の場合、例えばALSなど、その道の専門家と言うべき先生と連携を取っておりますし、近隣の病院とも良好な関係を保っております。患者さんがそれを望まないということであれば、もちろん責任を持って診させていただきますし、同時に、患者さんご本人やご家族のいかような希望にも応えられる体制づくりに今後も勤しんでいきたいと考えています。 |
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■オレンジカフェという取り組み |
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認知症の方々を診るということについては、地域ととの関わりが大切です。オレンジカフェは、有志の方々のご協力を得て行う、認知症の啓蒙活動の一環と言っていいでしょう。認知症はできる限り初期の段階で医療に結びつけていくことが大切ですが、残念ながら、そのキーパーソンであるご家族が仕組み等をご存知ない方が多いという現実があります。オレンジカフェの活動を通じ、1人でも多くの方に認知症と医療、あるいは行政との関わりを紹介する場が必要なのです。本来、これは行政なりが行うべきことかもしれませんが、それを待っていては始まりません。私たちにできることで、認知症にできる限り興味を持っていただけるよう取り組んでまいります。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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総合診療を掲げ、地域に根ざした医療を提供していきます。患者さんの多様な価値観に沿うことのできる医療を提供し、おだやかな在宅療養をサポートできるよう力を尽くしてまいります。お身体にに何か不安や疑問があれば、なんでもご相談ください。在宅医療に関する仕組みのことでも結構です。街のかかりつけ医として、広く皆さんのお役に立っていければ幸いに思います。
※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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